新しい「ものさし」〜環境負荷〜

去年、理解してもらえないことが続き、結局、自分と相手との価値観という「ものさしの違い」が原因かなと。

たとえば、東京から四国に移動するのに、「飛行機」と「電車」と「バス」があります。

どれを選ぶのか判断する基準として、多くの日本人は「料金」と「時間」という2つの「ものさし」を使って選びます。

料金時間
飛行機
電車
バス

付け加えれば、「料金」と「時間」を調べて、コストパフォーマンスが良いものを選びます。

一方、「環境負荷(CO2排出量)」という「ものさし」を持っている人もいます。

料金時間環境負荷(CO2排出量)
飛行機
電車
バス

料金(円)、時間(秒、分…)と同じように、環境負荷を数値化するためにCO2排出量(kg)を使っています。

「料金」と「時間」から選ぶときに、何を大切にするかという重要度が人によって違います。

そして、環境負荷の「ものさし」を持っている人は、その比重が高いことが多いです。

料金時間環境負荷(CO2排出量)
飛行機
電車
バス
重要度

そんな理由で、10年前からヨーロッパの国々では切符にCO2排出量が記載されるようになりました。

そして、「環境負荷」が大きい飛行機より夜行列車を選ぶ人が増えました。

しかし、今のところ、ほとんどの日本人には「環境負荷」という「ものさし」がありません。

特に、決める立場の人は「投資効果」や「費用対効果」を基準にし、「ものさし」が「お金」であり重要度が高いように感じます。

家で家計を握っている人は「支出」を重要視し、組織で舵を握っている人は「収入」を重要視した人が、決める立場になったという経緯があるからなのでしょうか。

私は、自分の将来、子供たちの将来のために、SDGs的な事は重要と考えています。

これは、良い悪いではなく、育ってきた環境や教育の違いなどからくる「価値観の違い」です。

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「ものさしの違い」=「価値観の違い」のため、人それぞれ、いろいろな部分で異なります。

・水筒を持ち歩きペットボトルや缶を買わない
・フードマイレージの少ない商品を選ぶ
・スーパーのゴミ(包装)の量の違いでお店を選ぶ
・コロナ禍の旅行を控える
・壊れないモノづくり
・修理してものを使う
・格闘技、銃器、戦隊モノ
・障がい者福祉
・家事の負担割合

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資本主義という「お金」が無いと生きていけない、逆に言えば「お金」があれば生きていけます。

その中で「お金」や「時間」の使い方を学ぶのですが、状況(時代)によって重要度が変わってきています。

・生産効率が向上していて週休2日になった
・給与を上げても人が採用できない
・お年玉を喜ばない

「お金」に困らなくなってきて、「お金」の重要度が下がり、「時間」を求めるようになりました。

「お金」を使うことで、自由な「時間」が増えました。

「時間」の使い方の選択肢が増えて、「お金」と「時間」を奪い合うようになりました。

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はじめに戻って、「環境負荷を減らしたい」という企画を進めているのですが、なかなか思った通りに進みません。

沖縄に住んでいると「人間関係」という「ものさし」が重要であることを特に感じます。

私は、コミュニケーション能力が欠落しているので、この辺りを普通に相手に合わせるのが難しいのです・・・

でも、そんなことも言っていられないので、相手にどうやったら伝わるかを、得意な人に相談しながら頑張っていこうかと思います。

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