最高の夕日と複雑な想い

相方に夕日を見に行こうと誘われて、ちょっと早く帰宅して、家族で夕飯をテイクアウトして家から10分の海へ。

最高の夕日。

雲の無い水平線にゆっくり沈む太陽。

完全に沈む直前は数秒。太陽の動きを早く感じる。

景色に想う事は、人それぞれ。切り取り方、視野の違い。

都会に住んで、資本主義の恩恵を受け、平和に生きていられて、明日のご飯にも困らない。

ただ、このままの慣習というか文化を子供に引き継いで良いのかという想い。

無いものねだりというか、本当に大切な事は何なのか、自分の中の答えも出ない。

戦う対象が移り変わり、協力する仲間や方法も変わった。

徒歩移動圏内の交流から、地球規模の交流になった。

文明が発達して、分業が進み、時間がたくさんできたから、ぼーっと過ごせる余裕時間ができた。

余裕時間を広告で奪い合う経済活動。

食べ物がたくさんあるから、毎日捨てても問題ない。

朝ご飯も夜ご飯ももらえないのに、給食を持ち帰らせると処罰対象。

児童労働で作られた素材を使った嗜好品。児童労働者の将来。

生きることが簡単になり、生きるという価値が下がったからなのか、死を選ぶ人が増えた。

自分が作用できる範囲の問題。

埋め立て反対の声は那覇市では聞こえてこないが、着実に進む埋立。

人口は減るのに、温暖化で海面上昇が言われているのに埋立が進む。

この砂はどこから来たのだろうか。

主食の田畑が、サトウキビ畑に変わった歴史。

タイ米を輸入して、酒に溺れる。

計算して本能を刺激し、消費を促す戦略。

自滅行為に賛同し応援する人達。

自分が生き物として、子供に何を残すのか、何に時間を消費するのか。

複雑な想いが頭を巡るが、夕日は最高に綺麗で家族は楽しそうだった。

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