抗核抗体(=ANA)とは細胞内に存在する核内の細胞核成分に対する自己抗体
(自分の体の中にもともと存在する成分に対して結合する抗体=自分を攻撃する抗体)の総称。
http://aska-cl.com/complication/complication05.html
http://www.bestmeditec.net/jikokoutai/ana.html
http://www.osaka-amt.or.jp/lecture/ana/ishihara.html
抗体は主に血液中や体液中に存在し、
例えば、体内に侵入してきた細菌・ウイルスなどの微生物や、
微生物に感染した細胞を抗原として認識して結合する。
抗体が抗原へ結合すると、その抗原と抗体の複合体を
白血球やマクロファージといった食細胞が認識・貪食して
体内から除去するように働いたり、
リンパ球などの免疫細胞が結合して免疫反応を引き起こしたりする。
成人健常者における出現率は
抗体価 出現率 (%)
40倍未満 67~75
40倍 16~22
80倍 7~13
160倍 1~4
320倍 1
※つまり、自分を攻撃する抗体が640倍に薄めても確認できるという、
かなりの量がある状態。
640倍でも100人に1人に満たない程度は健康であるらしい。
この値は自身の状態や検査によって、上がったり下がったりする。
2倍づつ薄めるなので、320倍の次は640倍、1280倍、2560倍、5120倍となる。
コメント