建物と人の快適性とコスト


あまりに酷い建物ばかりだということが、見えるようになってきた。
ということで、モヤモヤがいっぱい。
酷過ぎる世の中に気がつき、それにまだ慣れていないので、意味が分からなすぎて、倒れそうになる。
沖縄の建築物は東京に比べて10年ぐらい遅れている。
規制もゆるいし、温暖な気候のため、断熱も検討していなくてもどうにかなるという環境が大きいのだと思う。
新しいアパートでも、最上階は暑いから人が入りづらいし、安いから蛍光灯器具。
改修工事でLED化したけれど、光源が小さくなり眩しいだけで暗くなる。
そもそも、冬寒い。って、今時・・・。



建築する人が見た目を重視して、建物を使用・維持・管理する人の事を考えないし、体験してもいないし、地球環境なんてどうでも良いと思っているのが、根本の原因かと思う。
意味の無い意匠、建築家が賞を取りたいための設計、非効率な建築物でも評価される業界、用途の考えられていない空間、カビる壁や空調、断熱の入っていない天井や壁、都市ガス地域でのLPガス使用、無意味な照明、過大な設備を入れて小出力で使う、過剰な予備施設。
省エネ機械を入れても制御や運用を調整していないため省エネ設備でない。
設計屋は知識が無いからわからないのか、時間が無いのか、やる気が無いのか、設備屋に丸投げ。
設備屋はイニシャルコストを下げられるのに、下げられないと言った方が高いものが売れ、利益が出る。
施工屋は面倒な工事は避けて早く仕事を終わりたい。
支払う側は理解する知識がないから、言われるがまま。
一番暑い日に冷房の効きが悪いと大騒ぎをするため、過剰な設備を入れるため、普通の時は無駄にエネルギーを使う。
社長は建築物が理解できないし、社員だと支払っているのが誰だか理解していないし、行政だとそもそも支払っているのが誰かうやむや。
世の中、酷い建物が多い。
建築業はお金が欲しいだけなのか、自分が作りたいモノを他人のお金で作るだけなのか。
取り分としての諸経費(設計費)は10%ぐらいだから、簡単で高い方が儲かる構造。
ということから、酷い人が多いのでは無いか。というか、自分だけ良ければ良い人が多い。
というか、まぁ、みんなそんなモノかとか思ってしまう。
使用者にとって快適な建築物を造る事が出来る人はいるけれど、口コミで仕事が来るから、とても忙しい。
ごく少数な方しか居ないため、普通は金額が高くなる。
他にも、根本原因が違うところにあるから、論点がずれている打ち合わせも多く、上手く修正できない自分がいて、解決案が無く、頭が負のスパイラル・・・。
たぶん、風邪をひいていてボーッとしている上に、地下で変な匂いの空気を吸って頭をぶつけたからだろう・・・。

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