食性を知れば、仕掛けなどを考慮出来るのでは無いかと思い、捌くときに胃の内容物を確認しました。
先に、結論だけ書いておくと、「タコベイト」と「キビナゴ」がマッチザベイトだと思います。
今回は、内蔵だったり、溶けたベイトや、寄生虫だったり、人によってはグロテスクに感じる写真が多いです。
苦手な方は、これ以上読まないようにしてください。m(_ _)m
さて、まずは、お腹の中を見てみます。
いきなり、グロくてすいません。
これが気持ち悪い方は、以後、どんどんすごい画像になるので、ここまででやめておいてください・・・。
腸は、長く直線です。
魚を捌いていると分かるのですが、魚の腸の作りは2種類。
直線とグルグルです。
多くの魚は、直線ですが、アイゴ系の草食魚は、グルグルです。
一部、草食から雑食に進化した魚がグルグルなのです。
、、、と考えると、進化形は、やはり、肉食→草食→雑食。
人間も、直線を曲げた形をしているため、雑食というところでしょうか。
植物だけで生きられる動物よりも、腸の長さが短いので、基本は肉食なのだと思います。
話がそれました。
奥の方に、卵があります。
今回捌いた5匹のうち、一番大きいこの個体だけがメスで、その他はすべて雄でした。
1mぐらいの小さいサイズでも白子がありました。
卵や白子もアラ汁で食べましたが、美味しかったです。
お腹の幕にたくさんいる黄色の小さい丸は、寄生虫です。
そして、真ん中のイトミミズみたいな塊は、全部、寄生虫です。
たぶん、アニサキスです。
魚が死んだことにより、レバーにも入っていました。
身にも入り込むことがあるので、腹身は加熱調理してから食べます。
人間もアニサキスを生きたまま食べると、お腹の中に潜り込まれることがあり、激痛になるようです。
そのまま、寄生されることは無いらしですが、激痛は嫌です。
肝心な、胃の内容物を見ていきます。
下は、小さいイカです。
上は、細長い魚です。
ということで、タコベイトとキビナゴがよいのでは?
と思った次第です。
イカは、足が短いことから、先日一緒に釣れたイカの小さいものだと思います。
タコベイトと比べてみます。
ちょうど、良い感じです。
たぶん、タチウオの形状からして、泳力はあまりありません。
大型だけでなく小型の魚よりも、泳ぐ速度は遅いのではないでしょうか。
つまり、生きている魚を追いかけて補食するというのは、難しいように思います。
そこで、海中の潮目の層にいて、泳力が落ちたり、死んだりした魚を食べているのでは無いかなと思うのです。
タチウオは共食いするといわれていますが、いつも共食いしていては、絶滅します。
尾びれの無いタチウオが釣れるのは、釣られて変な動きをしたタチウオが尻尾を食べられるためです。
テンヤやジグで釣れるのは、弱った魚を演出しているからです。
オキナワオオタチはその魚も狙いますが、元々、好物としているのは、小型のイカや群れている小さい魚では無いかと思うのです。
ということで、ジグサビキ的なものを作ってみて、テンヤの上につけてやってみたのですが、今回の半数はジグサビキ側で釣れました。
つまり、ジグサビキについている小さい餌が、オキナワオオタチが普段食べている餌だから、そちらに食いついた。
テンヤは餌という意味合いよりも、外道のカゴカマスがイカを狙っていることを演出しているのでは無いかと思うわけです。
当日も巻き上げ時に釣れることがあったため、誘い方を変えました。
数秒停止から1秒巻き上げで、テンヤが餌を捕食する演出をしたときに釣れることが多かったです。
前回は、棚にステイするだけで釣れたため、パターンを色々試す必要がありそうです。
結構、分かってきたので、次はもう少し釣れそうです^^
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